平成29年度スポーツ鍼灸トレーナー研修会 ~ 最終日

 

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

 

 

最終日です。

 

 

演題:「日本のトレーナー」

 

 

講師:花田学園アスレティックトレーナー専攻科学科長、日本体育協会公認アスレティックトレーナーマスター 溝口秀雪先生

 

 

長崎県立国見高校サッカー部トレーナー、横浜F・マリノストレーナーアドバイザー、日本オリンピック委員会強化スタッフ、日本バスケットボール協会医科学研究委員会委員などの仕事をされている日本アスレティックトレーナー界においてのパイオニアの一人です。

 

 

著書です。昔、購入しました!

 

 

 

 

日本のトレーナーの歴史などについて話していただきました。私は、日本体育協会公認アスレティックトレーナーの勉強がしたいと思い、鍼灸マッサージと日本体育協会公認アスレティックトレーナーを同時に勉強できる学校を探しました。当時は小田原にある神奈川衛生学園しかありませんでしたので、生まれ故郷の千葉県市川市を離れ、小田原に引っ越したのでした。

 

 

しかし、その数年後に、渋谷にある花田学園でも、トレーナーの学科ができたので、もう少し期間がずれていたら、私は神奈川には来なかったでしょうね。いまではすっかり神奈川県民。そして大磯人。もう千葉に帰ることは多分ないでしょう。これも運命。

 

 

演題:「障害者のスポーツの現状と課題-ブラインドパラスポーツを中心として」

 

 

講師:筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ医学専攻教授で、筑波大学理療科教員養成施設長 宮本俊和先生

 

 

 

 

この本にも大変お世話になりました。

 

 

筑波大学理療科教員は、盲学校の鍼灸マッサージの先生のことです。ですから、宮本先生は、ブラインドパラスポーツを昔から支えてきた先生なのです。

 

 

パラリンピックのブラインド系の種目でメダルをとった選手は、ほとんどが筑波関連の方だそうです。また、鍼灸師の資格もったメダリストも過去に数人いるとのことでした。全然、知りませんでした。

 

 

ここ数年で、急にパラリンピックが注目するようになったなという印象がありませんか?

 

 

理由としては、今ままでは厚生労働省が管轄していたのが、文部科学省に変わったので、オリンピックと同じようになったとか、スポーツ基本法が制定されて、パラリンピックのことが表記されたとか、スポーツ庁が出来たとか、障害者差別解消法ができたなど、環境が整ったということのようです。

 

 

また、パラリンピックの競技力の向上の成果が、高齢化社会に応用できるのではないかと期待されているとのことでした。

 

 

演題:「東京オリンピック・パラリンピック競技大会おける理学療法サービス」

 

 

講師:札幌医科大学 教授 片寄正樹先生

 

 

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会医療サービス部のアドバイザーを務めている人物です。今回のポリクリニックでの医療サービスの内容を検討されている方で、今までの過程を話して頂きました。

 

 

理学療法サービスというのは、いわゆるPTのことだけではなくて、鍼灸、マッサージ、アスレティックトレーニングなどのアスリートコンディションに活用されるすべての手技を含めたサービスです。

 

 

日本にはたくさんの種類のフィジカルセラピーがあります。ではどのサービスを採用するかというと、やはり国がある程度保証しているというのが一つの基準になるようです。ですから、国家資格である鍼灸マッサージ、柔道整復師、PTなどが行うサービスとなりそうです。

 

 

リオでは、オステオパシーやカイロプラクティックも提供されていたようですが、日本では見送られることになりそうです。そういう方は、選手個人についたり、または競技団体に採用されて活動するのは大丈夫ですが、選手村のポリクリニックでの活動はいまのところできなさそうとのことでした。

 

 

また、スポーツの価値を考えるというテーマでは、品位、情熱、結束、規律、尊重などのキーワードが出てきましたが、そのことがよく分かる映画として、「インビクタス/負けざる者たち」が紹介されました。

 

 

 

 

南アフリカのラグビーとネルソン・マンデラ大統領の話です。今度、見てようと思います。

 

 

現代スポーツが商業的かつ競合的になりすぎて、少し嫌気が差していまして、最近はスポーツを見る機会が減っていたのですが、改めてスポーツの目的や価値を考えてみようと思いました。

 

 

演題:ワークショップ② グループディスカッション

 

 

初日行われたのと同じようなワークでした。メンバーを変えて話し合いました。今回も活発な意見が出ました。学び合いは、下手をすると、意見が別れてメンバー同士が敵対関係になってしまったり、誰かが先生役になってしまい、教える-教わるの関係が強くなりすぎてしまうこともあるかもしれません。

 

 

相手の意見を最後まで聞く、相手の意見に反論しない、感情的にならない、などのルールをメンバー全員が守ることが重要だと思いました。これができると、とても学びの多いグループワークになることを実感しました。とてもおもしろかったです。

 

 

東京都鍼灸師会の先生から、東京マラソンのボランティアに誘われました。ランナーとして応募したのですが、外れてしまったので、ボランティアでの参加もいいかなと思っています。

 

 

これで、3日間の研修は終了しました。講師陣のメンバーもすごい人ばかりでしたし、盛りだくさんの内容の濃い研修会でした。鍼灸師会の力の入れようがわかりました。来年の夏には現場実習もありますので、何とか予定を合わせて参加したいです。

 

IMAG0753.jpg

 

 

参加された先生方は地元に戻って、スポーツイベントで鍼灸のボランティアを行ったり、チームのトレーナー活動などの経験を積んでいきます。私はスポーツの現場からずいぶんと離れてしまったので、やっぱり現場に出ないとだめだよな思いました。

 

 

今まで、土日が仕事やセミナーでほとんど空いていなかったので、この研修会を機に日曜日に少し動けるように調整していこうかと思っています。