活法・古武術整体 基礎☆下肢編2017 ~ 講師補佐として

 

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

 

 

今回は基礎☆下肢編です。下肢編とありますが、膝に関する治療術が盛りだくさんありますので、「膝セミナー」といっても、過言ではありません。

 

 

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私が初めて受講したのが、2011年2月。その後、何回もセミナーに参加して、復習をしてきました。

 

 

今回は、主催する活法研究会の事情もあり、講師補佐としての参加です。

 

 

9月の入門総復習セミナーでも、講師補佐を担当しましたが、このときは1日だけでしたし、受講生も慣れた方ばかりでしたので、リラックスしてできました。

 

 

しかし、今回は入門編の上位にある基礎編ですし、半数の方は初めての受講です。そして、今回はすべての技のデモンストレーションをしますので、なかなかの大役です。

 

 

活法セミナーの流れを簡単に説明すると、まず講師が受講生全員の前でデモンストレーションをしながら、技の説明をします。

 

 

次に受講生全員に講師が技をかけていきます。今回は、3人の講師に対して、受講生が20人弱でしたので、講師1人で受講生6人に施術することになります。

 

 

今回の基礎☆下肢編は、全部で約20手ありますから、単純に計算したら6人×20手=120。デモだけで、120回も施術していることになります。実際に行うとなかなか大変でした。

 

 

その後は、受講生同士で練習して、講師がアドバイをしていきます。この練習のときもリクエストがあれば、やってみせますし、また受講生から実際に技を受けて、それに対してアドバイスを伝えたりします。

 

 

そして、次の技に移ります。

 

 

この繰り返しを1日半かけて行います。

 

 

活法研究会のセミナーの特徴は徹底したコーチングです。私は他の手技療法のセミナーにあまり参加したことがないので比較はできませんが、受講生の方に聞くと、「ここまで丁寧に教えてくれるところはあまりない」といいます。

 

 

私も習いたての頃は、なかなか出来なくて、講師の先生たちにたくさん教えて頂きました。講師の方々も大変だったと思います。

 

 

講師補佐という立場になって、今度は、私が受講生の方々に教える番になりました。しかし、教えるというほどの実力が自分にはあるのか(自己評価低めの傾向あり)、と思ってしまうのですが、お金を頂いている訳ですから、その考えは失礼です。

 

 

講師補佐として選んで頂いたことには自信をもって、あとは、とにかく、今まで私が教わってきたことをそのまま伝えること、現段階での私の技術を体感してもらうこと、そして、徹底的に練習にお付き合いすることを考えて臨みました。

 

 

最後にアンケートを書くのですが、優しい方が多かったこともあると思いますが、好意的な意見が多くてほっとしました。

 

 

セミナー中は気が張っていて、あっという間に終わってしまいましたが、受講生の方々が帰った後に、ドッと疲れがでました。そして、翌日には、右の大腿四頭筋が筋肉痛になりました。普段の施術はベッドなのですが、セミナーでは床で練習します。体の使い方がいつもと少し異なることもあるのでしょうが、変なところに力が入っていたのでしょう。体の使い方に改善の余地ありです。

 

 

後日、受講生から治療の報告がありました。高齢者の膝の痛みだったのですが、施術後に「軽い!軽い!足が軽いぞ!」とたいへん満足なさったそうで、何とお昼に特上うなぎをご馳走になったのだとか。

 

 

すごいですね!!我が事のように嬉しくなりました。

 

 

どの分野でも、人に教えることほど自らの勉強になることはない、といいますが、今回は、今までとは違った学びを得ることができました。また現場に戻って、膝の痛みに悩む方々を救っていきたいと思います。

 

 

だいぶ前に書いた「膝の痛み」についての記事です。少し加筆・修正しました。まだ、書き足りないことがありますが、膝の痛みに悩んでいる方の参考になればと思います。

 

 

2017年10月17日 | カテゴリー : 活法, 研修, 航也 | 投稿者 : seabells-oiso