第35回 不妊カウンセラー養成講座

 

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

 

 

5月に引き続き、講座を受けて参りました。主な内容は、こんな感じです。

 

・グラフィックを利用したインフォームドコンセントの実際

・卵子凍結はがん患者以外でも有益か

・ED-その現実と対策

・提供精子による非配偶者間体外受精の実際とカウンセリング

・今さら誰にも聞けない不妊治療の基礎的疑問

・鍼灸の作用-その基礎と不妊

・生殖医療とエピジェネティクス

・カウンセリングの基礎

・培養室を覗いてみよう

 

多岐にわたる内容です。 一つ一つの内容については、ここでは触れません。 考えさせられる内容がたくさんありました。

 

 

たとえば、「非配偶者間体外受精」。

 

 

もし、私が「無精子症」だったら。私は子どもが好きで、昔から子どもが欲しいと思っていましたが、多分あきらめるかと思います。 本当にそういう状況にならないと、何とも言えないところはありますが・・・

 

 

もし、私の息子が「無精子症」だったら。

 

 

息子が、そして息子の嫁が、私の精子を使って、子どもを作りたいと相談されたら。

 

 

技術的には全く問題がなくて、実際に、こういうケースで生まれた子どもがいます。そういった家族をカウンセリングした人の話を聞いてしまうと、「ありかな」と思うのですが、やっぱり、その時にならないと答えはでません。。。

 

 

ある先生は、「本当は不妊治療はやりたくない。子どもは、社会の宝。自分の子どもでなくても、近所の子を、みんなで育てて行くのが理想」とおっしゃっていました。確かにその通りなのですが、でも、そんな簡単なものではないんですよね。。。

 

 

シーベルズ大磯の不妊治療は、病院で検査しても不妊の原因がわからない方や 人工授精の着床を少しでも高めるための体作りを目的とされる方などを対象としているので、こういった難しいケースに遭遇するにはほとんどないかと思います。

 

 

しかし、一般治療で来院される方で、結婚をされていても、お子さんがいない方というのが、 結構多くて、もしかしたら、過去に不妊治療をしていたという方も少なくないと思います。

 

 

私たちの仕事は、時に非常にデリケートな個人的経験を聞くことがあります。不妊治療でつらい思いをしたという経験について話される方もおります。今回の講習はとても有意義だったです。

 

 

シーベルズ大磯では最新の治療や情報は入手しつつ、 「妊娠・安産のための体作り」を実践していきたいと思っております。