「活法整体」合宿2017 in 伊東 ~ 別れ

 

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

 

 

昨年に引き続き、活法整体の合宿が開催されたので参加してきました。

 

 

子どもたちの運動会を控えていて、スケジュール的に厳しく、今年は参加を見送ろうかと迷ったのですが、結果的に参加してよかった・・・(泣)

 

 

お昼にホテル(今年もラヴィエ川良)に到着して、午後から講習がスタートです。

 

 

今回は活法研究会代表である橋本先生から「活法が上達する体の使い方」というテーマで行いました。

 

 

私は、2017年は活法強化年間と決めたので、今年の活法セミナーは全部参加しました。その上、講師補佐という経験もさせていただきました。

 

 

セミナー中に橋本先生からいつも指摘していただいたのは「体の使い方」でした。ですから、今回の講習は、今年1年間学んできたことの総復習的な感じになりました。

 

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活法のレベルを全体的に上げるには、「体の使い方」に工夫の余地があると思っていて、ここ数年の私の課題でもあります。昨年から「システマ」というロシア武術のクラスに時々参加しているのですが、強くなるというよりも、リラックした体とか相手とのつながりを感じるとか、そういうワークをたくさんするので、活法の上達に役に立つのではと思っています。

 

 

個人的には、今年1年でレベルがグンと上がったかなと思っています。でも、治療を受ける側には、ほとんど気がつかないレベルです。ここまでくると自己満足の世界なのかもしれませんが。

 

 

でも、楽しいので(ときにはつらいこともありますが)、死ぬ直前まで技の完成度を高めていきたいと思っています。これは活法にかぎらず、はり治療もそうですし、患者さんへの触れ方とか、もっと言うなれば、自分の存在とか構えというか、そんなものも含めています。

 

 

そして、最後には重大発表がありました。

 

 

活法研究会の代表の橋本先生が会から抜けて、新団体を立ち上げるということでした。これにはビックリしました。私は活法研究会の初期の頃から学び続けていますが、はじめは本当に小さな団体だったと思います。しかし、どんどん会員数も増えて、活法のDVDが販売されるまでになりました。

 

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そして、整動鍼という素晴らしい技術も開発されて、いまや海外でセミナーを開催されるという破竹の勢いをもち、大きな組織へと変貌を遂げました。

 

 

整動協会という団体が立ち上がり、活法研究会はその中の一部となりました。技術的には、活法整体と整動鍼の二本柱となっていますが、会員のほとんどが鍼灸師ですから、まず整動鍼の技術を習得したいというのは自然な流れだと思います。

 

 

また、活法を習った鍼灸師のほとんどが整動鍼も習っていますので、最近のトレンドは、活法と整動鍼の技術をどう組み合わせたら現場では最適なのかということです。そして、会員の整動鍼の技術か上がってきて、現場では、活法を使わないで治療が終わってしまうという状況も起きています。

 

 

橋本先生は、碓氷流活法を受け継ぐものとして、活法の全貌を伝えていきたいという強い気持ちがあるとのことです。たしかに今の活法研究会では、それは難しいのかもしれません。

 

 

橋本先生が鍼灸師を対象にした整体セミナーを開催してくれたおかげで、活法と出会うことができました。活法セミナーは他にも団体がありますが、「鍼灸師が対象」と謳っていた活法研究会だから、参加したのだとも思います。そして整動鍼と出会い、素敵な仲間と出会うことができて、本当に感謝しています。

 

 

そして夜は宴会。

 

 

今年もクイズ大会に、そしてラジコン大会が開催されました。酔っ払ってよく覚えていませんが、活法の早押しクイズで正解できなかったことは、痛恨の極みです。

 

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2日目です。昨年は、二日酔いが少しあって少々きつかった記憶があるのですが、今年はヘパリーゼがよく効いてくれました。

 

 

剣術の高無宝良先生(たかなし たから)を招いての講習がありました。整動協会の代表で、整動鍼の創始者である栗原先生が、高無宝良先生のセミナーに個人で参加して、ぜひみんなにも体験してもらいたいとのことで実現しました。

 

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栗原先生のご推薦とあれば間違いはないでしょう。私もこの講習をとても楽しみしていました。

 

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初めて、本物の刀を持たせて頂きました。室町時代のものでそうです。

 

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個人的には、高無先生のガッチリと腹圧をかけたまま、なおかつ柔軟に動かせる胴体に触れたことが印象的でした。見た目は飄々とされているのだけれど、安定感抜群な感じが、魅力的でした。

 

 

午前中で講習は終わり。

 

 

お昼はみんなでたべましょう!とのことでしたが、私用により私はここでサヨナラ。伊東からのんびりと電車に揺られて、大磯まで帰りました。

 

 

2年続いた活法研究会の伊東合宿もこれで一区切り。少しさみしい感じもしましたが、参加した人たちにとっては、本当に楽しい記憶に残る合宿だったと思います。

 

 

来年は、整動協会が主催で合宿をします。どう変化するのか?今までは、合宿に参加するためには活法整体のセミナーを基礎編まで修了していることが条件でしたが、その条件がなくなります。整動協会の会員であれば、誰でも参加できることになります。きっとたくさんの方が参加されるでしょう。場所は、軽井沢が候補に上がっているようです。

 

 

新たな伝説が生まれそうな予感!!

 

 

参考:整動協会の副会長さんの合宿のレポートです。こちら。北海道から家族での参加でした。