平成29年度スポーツ鍼灸トレーナー研修会 ~ 最終日

 

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

 

 

最終日です。

 

 

演題:「日本のトレーナー」

 

 

講師:花田学園アスレティックトレーナー専攻科学科長、日本体育協会公認アスレティックトレーナーマスター 溝口秀雪先生

 

 

長崎県立国見高校サッカー部トレーナー、横浜F・マリノストレーナーアドバイザー、日本オリンピック委員会強化スタッフ、日本バスケットボール協会医科学研究委員会委員などの仕事をされている日本アスレティックトレーナー界においてのパイオニアの一人です。

 

 

著書です。昔、購入しました!

 

 

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日本のトレーナーの歴史などについて話していただきました。私は、日本体育協会公認アスレティックトレーナーの勉強がしたいと思い、鍼灸マッサージと日本体育協会公認アスレティックトレーナーを同時に勉強できる学校を探しました。当時は小田原にある神奈川衛生学園しかありませんでしたので、生まれ故郷の千葉県市川市を離れ、小田原に引っ越したのでした。

 

 

しかし、その数年後に、渋谷にある花田学園でも、トレーナーの学科ができたので、もう少し期間がずれていたら、私は神奈川には来なかったでしょうね。いまではすっかり神奈川県民。そして大磯人。もう千葉に帰ることは多分ないでしょう。これも運命。

 

 

演題:「障害者のスポーツの現状と課題-ブラインドパラスポーツを中心として」

 

 

講師:筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ医学専攻教授で、筑波大学理療科教員養成施設長 宮本俊和先生

 

 

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この本にも大変お世話になりました。

 

 

筑波大学理療科教員は、盲学校の鍼灸マッサージの先生のことです。ですから、宮本先生は、ブラインドパラスポーツを昔から支えてきた先生なのです。

 

 

パラリンピックのブラインド系の種目でメダルをとった選手は、ほとんどが筑波関連の方だそうです。また、鍼灸師の資格もったメダリストも過去に数人いるとのことでした。全然、知りませんでした。

 

 

ここ数年で、急にパラリンピックが注目するようになったなという印象がありませんか?

 

 

理由としては、今ままでは厚生労働省が管轄していたのが、文部科学省に変わったので、オリンピックと同じようになったとか、スポーツ基本法が制定されて、パラリンピックのことが表記されたとか、スポーツ庁が出来たとか、障害者差別解消法ができたなど、環境が整ったということのようです。

 

 

また、パラリンピックの競技力の向上の成果が、高齢化社会に応用できるのではないかと期待されているとのことでした。

 

 

演題:「東京オリンピック・パラリンピック競技大会おける理学療法サービス」

 

 

講師:札幌医科大学 教授 片寄正樹先生

 

 

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会医療サービス部のアドバイザーを務めている人物です。今回のポリクリニックでの医療サービスの内容を検討されている方で、今までの過程を話して頂きました。

 

 

理学療法サービスというのは、いわゆるPTのことだけではなくて、鍼灸、マッサージ、アスレティックトレーニングなどのアスリートコンディションに活用されるすべての手技を含めたサービスです。

 

 

日本にはたくさんの種類のフィジカルセラピーがあります。ではどのサービスを採用するかというと、やはり国がある程度保証しているというのが一つの基準になるようです。ですから、国家資格である鍼灸マッサージ、柔道整復師、PTなどが行うサービスとなりそうです。

 

 

リオでは、オステオパシーやカイロプラクティックも提供されていたようですが、日本では見送られることになりそうです。そういう方は、選手個人についたり、または競技団体に採用されて活動するのは大丈夫ですが、選手村のポリクリニックでの活動はいまのところできなさそうとのことでした。

 

 

また、スポーツの価値を考えるというテーマでは、品位、情熱、結束、規律、尊重などのキーワードが出てきましたが、そのことがよく分かる映画として、「インビクタス/負けざる者たち」が紹介されました。

 

 

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南アフリカのラグビーとネルソン・マンデラ大統領の話です。今度、見てようと思います。

 

 

現代スポーツが商業的かつ競合的になりすぎて、少し嫌気が差していまして、最近はスポーツを見る機会が減っていたのですが、改めてスポーツの目的や価値を考えてみようと思いました。

 

 

演題:ワークショップ② グループディスカッション

 

 

初日行われたのと同じようなワークでした。メンバーを変えて話し合いました。今回も活発な意見が出ました。学び合いは、下手をすると、意見が別れてメンバー同士が敵対関係になってしまったり、誰かが先生役になってしまい、教える-教わるの関係が強くなりすぎてしまうこともあるかもしれません。

 

 

相手の意見を最後まで聞く、相手の意見に反論しない、感情的にならない、などのルールをメンバー全員が守ることが重要だと思いました。これができると、とても学びの多いグループワークになることを実感しました。とてもおもしろかったです。

 

 

東京都鍼灸師会の先生から、東京マラソンのボランティアに誘われました。ランナーとして応募したのですが、外れてしまったので、ボランティアでの参加もいいかなと思っています。

 

 

これで、3日間の研修は終了しました。講師陣のメンバーもすごい人ばかりでしたし、盛りだくさんの内容の濃い研修会でした。鍼灸師会の力の入れようがわかりました。来年の夏には現場実習もありますので、何とか予定を合わせて参加したいです。

 

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参加された先生方は地元に戻って、スポーツイベントで鍼灸のボランティアを行ったり、チームのトレーナー活動などの経験を積んでいきます。私はスポーツの現場からずいぶんと離れてしまったので、やっぱり現場に出ないとだめだよな思いました。

 

 

今まで、土日が仕事やセミナーでほとんど空いていなかったので、この研修会を機に日曜日に少し動けるように調整していこうかと思っています。

 

 

平成29年度スポーツ鍼灸トレーナー研修会 ~ 二日目

 

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

 

 

二日目です。

 

 

10時開始だったのですが、時間を間違えて、かなり早い時間に着いてしまいました。近くに代々木公園があったので、ぶらりとお散歩。自然が多くていいですね。

 

 

ここは、1964年のオリンピックレガシーだよなと歴史を感じつつ、2020年のオリパラ後の東京はどうなるのか、なんて考えていました。

 

 

朝の一発目は英語です。

 

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演題:「文化の違いと国際人としてのマナー&大人でも遅くない英語取得術」

 

 

講師:東京オリパラ委員 藤林初枝先生

 

 

外国人を治療をしたことがありますが、私の英語力が低く、うまくコミュニケーションがとれないので、最近はお断りしています。しかし、オリパラのボランティアをするとなるとそんなことは言っていられません。マナーは大切。しかし、英会話に関しては、スマホの翻訳機能がもっとアップするはずで、何とかなるのではないかと思っているのですが、でもやっぱり最低芸の英語は必要かな・・・

 

 

こんな本も最近発売されたようです。買おうかしら・・・

 

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演題:「競技会場でのコンディショニング~鍼灸治療に求められる安全性」

 

 

講師:呉竹学園東洋医学臨床研究所所長 古屋英治先生

 

 

安全についてははかなり厳しそうなので、もしかしたら、医療用のグローブをつけて、はり治療をするかもしれません。

 

 

有名なマニュアル本です。今度、最新版がでるようです。

 

 

鍼灸医療安全ガイドライン

 

 

あとは、スポーツ鍼灸についてのお話がありました。

 

 

スポーツ分野における鍼灸マッサージに関するエビデンスレポート】を紹介して頂きました。こういう情報を私は全然知らないなと実感しました。

 

 

こちらの本も最新版がでるようです。懐かしい。学生の頃によく読んでたような気がします。

 

 

スポーツ東洋療法ハンドブック

 

 

演題:「医療連携の実践とその意義」

 

 

講師:埼玉医科大学東洋医科学科 山口智先生

 

 

選手村のポリクリニック(総合診療所)には、医師や様々な医療資格をもつスタッフがおりますので、医療連携の意識が大切です。私もそうですが、普段は一人で施術をしている先生が多いので、より意識する必要があります。

 

 

山口先生は医学部で講師をされていいて、医師の卵に東洋医学を教えています。漢方は必須科目となっておりまが、鍼灸については任意となっているそうです。それでも、全国の医学部の40%は、鍼灸の授業がされているのではないかとのことでした。

 

 

専門領域で研究している医師ほど、鍼灸の効果を実際にみせると、なんで効果があるのかと興味を示すそうです。医師の学会で鍼灸のことを発表をすると、医師たちから「こういう患者がいるのだけれど、どこの鍼灸治療施設を紹介したらよいのだろうか?」とか「病院内で鍼灸治療を実施したいのだけれど、どうしたら良いのだろうか?」と質問されるそうです。

 

 

当院でも、近所の産婦人科で逆子のお灸に理解をしてくれるドクターがいて、直接紹介されることはないのですが、逆子のお灸でインターネットで検索して、当院に来院される方がおります。これからは、鍼灸に理解のある医師が増えてくるのではないかと思っています。

 

 

2日目はこれで終了。せっかく東京に来たのだからと思って、システマ東京でトレーニングしてきました。

 

 

この日は家に帰らず、外国人のバックパッカーが泊まるようなドミトリーでお泊り。どんなところか不安でしたが、意外ときれいでひと安心。いびきがやや方が一人いましたが、思ったより寝られてよかったです。

 

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最終日へと続く

 

 

平成29年度スポーツ鍼灸トレーナー研修会 ~ 初日

 

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

 

 

2020年の東京オリンピック・パラリンピック(東京オリパラ)まで、1000日を切りました。

 

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選手村には、ポリクリニック(総合診療所)が設置され、選手やスタッフに医療サービスを提供します。鍼灸マッサージは医療サービスの一つとなっています。鍼灸マッサージ師だけでなく、医師や看護師もそうですし、医療関係でなくても東京オリパラに携わるスタッフは、全てボランティアとなっています。

 

 

2020の東京オリパラが決まった時に、何らかの形で関わることができればと思っていました。今回の講習を受けることで、もしかしたら、ボランティアスタッフの一員になれる可能性があるとのことで、11月の3連休に開催された研修会に参加してしてきました。

 

 

今回の研修会は、日本鍼灸師会が主催しており、各都道府県の会長推薦を受けた方が多く参加されていたので、全国各地のベテランの先生がおりました。

 

 

私は、日本鍼灸師会には所属しているものの、こういった会には一度も参加したことがないので、かなりのアウェー感があったのですが、知り合いの先生がいたので、少し安心しました。久しぶりにお会い出来て嬉しかったです。

 

 

講習の内容を簡単にご紹介します。

 

 

演題:「サポートスタッフの視点から、アンチ・ドーピング活動のための環境づくりを考える」

 

 

講師:日本アンチ・ドーピング機構  鈴木智弓先生

 

 

サポートスタッフでも、ドーピングの知識は必須です。選手は、故意でなくても、ドーピング検査で陽性となれば、厳しい罰則が課せられます。

 

 

女子テニスのシャラポワ選手の話が紹介されました。禁止薬物は毎年更新されています。彼女が長い間使っていた薬物は、かつては認められていたのですが、その年から禁止薬物となり、そのことについて知らなかったと証言しています。しかし、15ヶ月間の出場停止処分が下されました。もし誰も知らなかったのが本当であれば、サポートスタッフの責任はかなり重大だと思います。

 

 

あと、公認スポーツファーマシストという資格があることを初めて聞きました。薬剤師が対象で、最新のアンチ・ドーピング規則の知識が必要です。

 

 

演題:「医療連携とスポーツ医学」

 

 

講師:慶應義塾大学医学部神経内科 鳥海春樹先生

 

 

テーマとはあまり関係ないお話でしたが、鍼灸のことをとても熱く語ってくれました。病院の中で鍼灸師が活躍することは並大抵のことではありません。孤軍奮闘している姿を拝見して、本当に勇気をもらいました。

 

 

頭痛の研究をされており、論文の内容を簡単に説明していただいたのですが、非常に興味深い話がありました。鍼灸は頭痛に効果があることを、もっと多くの人にアピールしなければ思いました。

 

 

日本神経学会で、鳥海先生発表した論文をありましたので紹介します。

 

頭痛専門診療における鍼灸併用の可能性

 

 

演題:ワークショップ① グループディスカッション

 

 

マラソン大会の例を出して、みんなで学び合いました。松本山雅FCでトレーナーをされていた先生がおり、松田直樹選手が亡くなった時に現場にいたそうです。そういった経験を今後の活動に活かしていきたいとのことでした。

 

 

スポーツ現場で一番大事なことは、選手の命を守ることです。昨年、日本赤十字の救急法を久しぶりに受講しましたが、頻繁に更新していきたいと思いました。

 

 

夜は、懇親会が開催されたのですが、用事があったので欠席させて頂きました。鍼灸師会の飲み会ってどんな感じなのか、少し興味がありましたけど。

 

 

二日目に続く

 

 

インディバ特別研修会 ~ FCバルセロナのPT

 

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

 

 

サッカークラブチームの最高峰「FCバルセロナ」で、当院でも導入している「インディバ・アクティブ」を活用し、理学療法士として活躍しているジャウマ・ム二ル氏の特別講演がありましたので、参加してきました。

 

 

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ジャウマ氏は選手がケガをした際に、状況に応じてどのように対応しているのかを紹介して頂きました。実際の施術を見ることができ大変参考になりました。

 

 

ジャウマ氏がインディバを気に入ったのは、インディバの熱を施術者の手から伝えながら、トリートメントできるということでした。

 

 

これはどういうことかというと、インディバの機械を施術者の手に当てて、その手でマッサージをすると、何と施術者の手からインディバの高周波を患者さんに伝えることができるのです。ですから、より繊細な施術できるのです。これをハンドRES(レス)と呼びます。

 

 

たとえば、私は、筋膜の癒着を剥がのに、ハンドRESを用いて施術します。イイ感じで癒着がはがれていきます。

 

 

youtubeで検索したら、あるサロンさんのお腹のハンドRESの動画を見つけたので、リンクさせていただきました。本当は当院で、動画で技術を紹介したいところなのですが、なかなか時間がとれず・・・。そのうち動画も活用していきたいと思います。

 

 

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私もこんな感じでお腹のマッサージします。気持ちいいですよ。私は、もっと深くまで手を突っ込んでお腹を緩めていきます。美波先生のインディバ・フェイシャルでは、リフトアップを目的にこの技術を活用しています。

 

 

インディバでは、患者さんにどれくらいの温かさがあるかを11段階(0から10)で聞きながら、出力を調整していきます。

 

 

同じ出力でも、温感が4の人もいれば、7の人もいます。これは、体組成や温かさセンサーの感度などの違いでかなり個人差が出ます。

 

 

例えば、急性期、亜急性期、回復期、慢性期などのステージごとに適した温感があります。患者さんが適切な温感を訴えているのに、出力が低いと、患者さんの感覚が鈍いのかなと疑ってしまうことがあります。

 

 

しかし、ジャウマ氏曰く、受けている人の感覚が正しい、ということでした。実技では度々温感を聞いていたのが印象的でした。私は、自分の手で感じる温感で判断していることが多かったので、もう少しコミュニケーションをとりながら施術しようと思いました。

 

 

最後に、バルセロナのサイン入りユニフォームがあたるくじ引き大会がありましたが、残念ながら、ハズレ。欲しかった・・・。

 

 

私はインディバを使い始めて、8年が経ちました。美波先生にいたっては、2002年にインディバと出会っていますから、当院のスタッフもそこそこの経験者なりました。もっと多くの人にインディバの施術を受けてほしいなと思います。

 

 

ちなみに、不妊治療でもインディバを活用しています。

 

 

インディバ・アクティブ勉強会 ~ トレーナーに聞くスポーツ現場の実際

 

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

 

 

インディバ・アクティブの勉強会に参加してきました。今回は、座談会形式です。

 

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司会は、トレーナーなら一度は読んだことがあるであろう「月刊トレーニング・ジャーナル」や「月刊スポーツメデスン」で編集を経験されており、スポーツ医学編集の草分け的存在と言われる清家輝文さん。現在は、スポーツ医学のマルチメディアステーション「MMSSM」というWEBサイトを管理されています。

 

 

パネリストは、オービックシーガルズのヘッドアスレチックトレーナーで、NATA公認トレーナーの吉永孝徳さんと、スポーツ堂整骨院城北院の院長で、日本体育協会公認トレーナー(JASA-AT)の海野祐生さんでした。

 

 

一応、私も日本体育協会公認トレーナー(JASA-AT)の資格をもっています。試験を二回受けているのですが、実技試験の試験官が、確か吉永さんだったのではないかと記憶しています。吉永さんは、昔からトレーナーとして活躍されている有名な方でしたから、お顔は存じ上げておりました。吉永さんが、インディバを活用されていると聞いて嬉しく思いました。

 

 

清家さんがいろいろと質問しながら、パネリストが答えていくという形で進行したのですが、90分があっという間に終わってしまいました。もう少しインディバの話や実技の紹介があると嬉しかったのですが、私はスポーツ現場から離れてずいぶんと経っていますので、現役でトレーナーとして活躍されている方のお話は大変面白かったです。

 

 

私に関して言うと、今はチームに帯同するというのは、なかなか難しい状況ですので、治療院内でできるトリートメントやコンディショニングで、スポーツ選手をサポートしていきたいと思っております。ただ、せっかく日本でオリッピックが開催されるのですから、東京オリンピックでは何か協力できないかなと思っています。

 

 

インディバの会長から聞いた話ですが、スペインのバルセロナFCでは、インディバを20台以上導入しているとのことです。ただ、チームで購入したのは1台だけで、あとはトレーナーが個人で購入して、それを持ち込んでいるとの事でした。日本ではあまりこういうシステムは聞いたことがありません。

 

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どういうシステムになっているのか詳しいことは分かりませんが、Jリーグは専属トレーナーの数が少なく、選手へのケアも十分でないように思います。ですから、バルセロナのようにインディバを持っているトレーナーや、特技のある治療家がチームの中に入って、選手のケアができたら、面白いなと思っています。ただ、チームのヘッドトレーナーは管理が大変そうですけどね。

 

 

インディバは、サッカーでなくても、ラグビーでも、アメフトでも、野球でも、水泳でも、体操でも、陸上でも、バスケでも、競技は問わずに活用することができます。もし、インディバを受けてみたいといチームがあれば、ご相談ください。半日とかでしたら、調整して出張できるかもしれません。活法や整動鍼もスポーツ選手と相性の良い治療方法ですから、きっとお役に立てるはずです。

 

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第11回 湘南国際マラソン2016備忘録 その4~ ツール編・心拍計

 

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

 

 

心拍計は私にとって必須アイテムです。私は本番が終わるとほとんど走らなくなってしまいます。そしてマラソンに申し込んでから、トレーニングを開始します。ということは、半年間はほとんど走っていないことになります。運動はまったくしていない訳ではないのですが、久しぶりに走ってみると、体がまったくついていきません。

 

 

例えば、120で設定して走ってみると、初めはびっくりするくらい遅いスピードです。120を超えると時計から音が鳴ります。「俺ってこんなに遅いのか」と、最初はガッカリしますが、継続するとだんだんと長い距離も走れるようになり、スピードも上がってきます。

 

 

私の場合は、心拍数150を超えないようにが走ると、つらくないですし、疲れも残りにくいので、走ることが嫌になりません。ここはとても大事なところではないでしょうか。ですから、マラソン初心者の方から時々相談を受けますが、私は心拍計を購入することをオススメしています。

 

 

私は、POLAR(ポラール)というメーカーの一番安いのを使いました。胸ベルトで計るタイプです。

 

 

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心拍計

 

 

 

ただ胸ベルトをすると、胸が締め付けられて、走りにくいと感じる方もいるようです。私の場合は、汗をかいてくると、センサーがだんたんとずれ落ちてきてしまい、それを防ぐためバンドをきつくしめるのですが、そうすると今度は窮屈感がでてしまい、バンド調整が悩ましい時もありました。

 

 

 

ただ、最新のセンサーはもっとコンパクトになっていますので、装着感は向上しているように思われます。

 

 

 

走りが安定してきたら、心拍計を外していきました。慣れてきたら、走っている時に、「これくらいのしんどさだったら、心拍数は大体これくらいだろうな」、と身体感覚を磨いていく、といった試みもしていました。

 

 

 

ただ、初めて湘南国際マラソンを走った時は、心拍計をつけました。お蔭で飛ばし過ぎず、最後までマイペースで走り続けることができました。最初のフルマラソンで良い体験ができたので、フルマラソンを続けることができたのは間違いありません。

 

 

 

知って頂きたいことは、スポーツ中の突然死で、最も多いのがランニングなのです。死因の多くは不整脈や心筋梗塞など心疾患による心停止です。安全のためには自分の最大心拍数を知り、脈拍を上げすぎないように走る速度を管理することが大切です。最大心拍数は220から年齢を引いた数が目安とされており、運動時の脈拍が最大心拍数の85%を超えると不整脈や血圧上昇などの異常が顕著になるといわれています。30歳だと161、50歳は144以下となりますが、数字にとらわれず、体の声を聞くことが大切です。

 

 

 

最近では腕時計に心拍数がついていて胸ベルトが不要のタイプもあります。お小遣いをためて、いつかは心拍数とGPSが装備された高級腕時計を買いたいです!!

 

 

 

参考:心拍計付きの腕時計が便利すぎ!人気おすすめ20選とのまとめ

 

 

 

次回が最終回です。本番の結果はいかに・・・

 

 

第11回 湘南国際マラソン2016備忘録 その3~ ツール編・ランニングアプリ

 

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です

 

 

この時に、初めてランニングアプリを導入しました。ランニングアプリもいくつかあります。

 

 

参考:ランニングアプリ比較サイト

 

 

私が使用したのは、「Runtastic」。 大きな理由があったわけではないのですが、FBで連携している使用されている方が多かったからです。

 

 

『BGMとナレーションからなる「ストーリー」を聴きながら走る「ストーリーラン」機能が特徴的です』、とありますが、私はこの機能はまったく使用しません。走るときは、自分の足音を聞きたいからです。足音はとても大事ですのでよ。大磯は自然豊かなので、風や波の音、鳥のさえずりなども聞こえてきます。ですから、私は走る時に音楽は聞かない派です。

 

 

今さらランニングアプリですか?と聞かれそうですが、スマホを初めて手にしたのが、この年の春だったのですよ。今まで、安物のストップウオッチ機能の付いた腕時計を使っていました。キロごとのラップを計りたい時は、国道1号にある1キロごとの標識で計測していました。

 

 

しかし、国道1号は交通量が多く、排気ガスにまみれながら走るのは好きではありません。アプリを使うと、簡単に記録が残るのでありがたかったです。「あのくらいの感じで走るとキロ○分くらい」なんだとか、地図とも連携しているので、「あそこを走って時が一番速かったのか」などなど。

 

 

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マラソンを練習している人は、「月に○キロ」などの走行距離を参考にしている人が多いと思うですが、私は1回も計測したことがありませんでした。手書きで記録に残すのが面倒だったからです。でも、スマホと一緒に走りさえすれば自動で記録に残るので、初めて月間の走行距離を知ることができました。もし、サブ4を目指すのであれば、月間走行距離の目安は150~200キロと言われておりますが、私は100キロを超えたのは11月の一度だけでした。

 

 

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あと、Facebookに連携していると、友人が「いいね」をしてくれるいるので、モチベーションの維持に繋がります。1人で練習する人にとって、この効果はあなどれないですよ!!

 

 

続く

 

 

次回は、心拍計編です。

 

第11回 湘南国際マラソン2016備忘録 その2 ~ ツール編・ライフログ

 

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

 

 

フルマラソンを走るにあたって、私の課題は何かというと「いかに練習時間を確保するか」です。毎年、同じことを言っている気がしますが・・・

 

 

こどもが家にいる時に走りに行こうとすると、こどもから「パパ行かないで~。遊ぼう~」との誘惑があり、つい走るのをやめてしまいます。こどもを無視してでも走りにいけばいいのですが、私は走るよりこどもと遊ぶ方を選んでしまいます。

 

 

ランニング < こども

 

 

夜に走ればいいのですが、これもなかなか難しい。自宅で仕事の時は、家族で一緒に夜ご飯を食べていますが、どうしてもお酒を飲んでしまいます。「お酒を飲まない」という選択肢は今のところありません。

 

 

ランニング < お酒

 

 

横浜・金沢文庫での仕事の時は、家に着くのが23時過ぎ。そこから走りにいくこともありますが、寝る時間が遅くなってしまいます。私にとって、睡眠はとても大切なのです。

 

 

ランニング < 睡眠

 

 

しかし、睡眠時間が短くなったとしても、夜遅く寝るよりは、朝早く起きた方がよいだろうと思い、「早朝ラン」という戦略を立てたのです。

 

 

ここで問題になるのが、私は朝が弱いと云う事。いや、実際は言うほど弱くないのですが、なかなか起きられません。目覚まし時計を使っていたこともあるのですが、なかなか起きずに目覚ましの音を消さない私に、妻から「うるさい!!」とのクレームが・・・

 

 

そこで、いいツールを見つけました。「Jawbone UP2」です。

 

 

睡眠、運動、食事の情報を記録(ライフログ)するものです。いろんな製品があるのですが、この製品に決めた理由はこれです。

 

・価格が安い

・アンドロイドで使える

・睡眠状態が計測できる

◎目覚まし(バイブ機能)

 

 

バイブで起きられるなら、妻にも迷惑かけずに朝早く起きることができると思いました。

 

 

早速、購入。スマホとの連携は思いの外簡単でした。時刻を設定できないので、タイマー設定をします。

 

 

翌朝

 

 

左手首にしっかりとした振動を感じます。ばっちり目が覚めました。これはイイぞ、と思い、ウキウキで早朝ランに出かけました。早朝ランって、とっても気持ちいい!!という発見もありました。朝からアドレナリン全快!!って感じで、充実した1日を過ごすことができました。

 

 

しかし、早朝ランをしたのは、片手で数える程度でした。

 

 

理由は、

 

 

・寝ている間にバンドが外れていることが度々起こった

・バイブで1度は目を覚ますものの、結局、二度寝をしてしまう

 

 

やっぱり起きられなかった。。。

 

 

しかし、UP2をつけたことで、睡眠の質が分かったり、1日の歩数が分かったり、ずぼらは私でも簡単に記録を残すことができて楽しかったです。

 

 

Amazonのレビューはいまいちのようです。私の場合、5カ月くらいで充電がしにくくなってきました。別売りのusb充電器を購入すれば解決しそうだったのですが、結局、外出先で着替えた時に外したのですが、忘れてしまい、そのまま行方不明になってしまいました・・・

 

 

早朝ランの習慣化は実現しませんでしたが、十分に元は取れたと思います。

 

 

今回のブログをアップするにあたって、久しぶりに調べてみたのですが、色んなの商品があり、また欲しくなってしまいました。。。

 

 

参考:リストバンド活動量計のおすすめ人気ランキング【2016比較】

 

 

ランニング用のツールはいろんなものがあります。ランニングを続けるにあたって、こういったツールを活用するのも、一つの手段かと思います。

 

 

参考:ランニング用グッズ/アクセサリ/ガジェット総まとめ!【計29アイテム!】

 

 

この商品、凄い!!

 

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続く

 

 

次回は、ランニングアプリ編です。

 

第11回 湘南国際マラソン2016備忘録 その1 ~ エントリーからスタート地点に立つまで

 

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

 

 

第12回湘南国際マラソン2017のエントリーのお葉書が届きました。今週末からエントリー開始だそうです。すっかり忘れていました。

 

 

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私は、昨年(2016年)の第11回湘南国際マラソンを走りました。ブログは書いていたのですが、アップし損ねてしまいました。このままお蔵入りかと思っていたのですが、せっかくですから、このタイミングでアップすることにしました。マラソン初心者や今年はフルを走ってみようかと思っている方にお役に立てればと思います。

 

 

まず、湘南国際マラソンのエントリーついてです。

 

 

2016年にエントリーした時の様子と過去5回分の回想はこちら→「湘南国際マラソン2016 エントリー

 

 

簡単に説明すると、湘南国際マラソンは、「ランネット」というWEBサイトからの申し込みのみで、先着順です。人気の大会なので、申込み時間前からスタンバイして、開始と同時に申し込まないと、すぐに定員オーバーになります。最近は、システムが改善されて待ち時間が減りましたが、過去には様々な悲劇があったことが、ネットで知ることができます。今年は、10/29に横浜マラソンもありますから、もしかしたら、例年よりはエントリーしやすいしもしれません。

 

 

2015年は練習不足がたたったのか、本番ではかなりつらい思いをしたので、2016年は「気持ちよく走って、笑顔でゴールする」を目標にしました。そしてあわよくば、サブ4(4時間以内にゴールすること)が、できたらと思っていました。

 

 

目標をどこに置くかで練習方法が変わってくると思います。私は、2015年にまったく運動をしていなかった妻をフルマラソンに挑戦させました。時間制限ギリギリでしたが、ゴールすることができました。初心者向けのトレーニング指導もいたしますので、興味がある方は気軽に聞いてください!

 

 

実は、私は普段から走っているわけではありません。いつもエントリーが済んでから練習を開始しています。ですから、練習期間は5~6か月になります。この年は、6月から少しずつ走り始めました。まずは体を慣らします。久しぶりに走ると心臓がすぐにバクバクします。情けない感情に襲われますが、ここは我慢してゆっくり走って、徐々に距離を伸ばしていきます。

 

 

7~9月は暑いので、アスファルトの上を走るとすぐに疲れてしまいます。私は、裏山(高麗山~湘南台)を利用していました。山道は歩くだけでも良いトレーニングになります。その延長で9月下旬には、初めてトレイルレース(第1回青鳩トレイル大磯~大山大会)にも挑戦してみました。

 

 

10月中旬に、湘南国際を初めて走る友人が、一度試走したいというので、一緒に22キロ走りました。20キロ越えはこの時が初めてでした。本当は、9月中に20キロくらいは走りたかったのですが、練習不足と時間の確保ができずに実現できませんでした。

 

 

そろそろペースを上げていかないとまずいと思い、そこからは、仕事の合間になんとか時間を確保して、週2回は走っていました。11月には29キロと35キロを1回ずつ走り、初めて月間100キロを超えました。

 

 

本や雑誌を見ると、「月間〇〇キロ走るべし」などありますが、そんなに気にしなくても大丈夫だと思います。まずは「気持ち良く走ることが出来る」を目標にしたいです。

 

 

1カ月前からダイエットをして(珍しくお酒も控え気味にして)2キロ落としました。やはり体重が軽い方が走るのは楽です。体重が重い人は、走りながら痩せよう、と思うかもしれませんが、運動習慣がない方がいきりなり走ると、怪我しやすいです。

 

 

妻の時は、食事をコントールして脂肪を落としつつ、スクワットなどで下半身の筋肉を鍛えながら、まずはウオーキングからスタート。慣れてきたらJOGに移行してして、少しづづ距離を伸ばしたり、スピードを上げていく、といった感じでした。これくらいの慎重さがあって良いと思います。

 

 

 

お陰様で、風邪もひかず、故障もなく、万全の体調で本番に臨むことができました。

 

 

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【2016/12/4 スタート地点の大磯プリンスホテルにて】

 

 

続く

 

 

次は、練習で使ったツールについてです。

 

 

心体義塾 in 本厚木 ~ ゼロ式姿勢調律法を初体験

 

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

 

 

私は、神奈川衛生学園という専門学校を卒業して、鍼灸マッサージ師の免許を取得しました。

 

 

学生時代に教えて頂いた内田先生が、「美しい呼吸と姿勢セミナー」というテーマの講座を全国各地で開催されていることを知ったのは数年前。

 

 

Facebookやブログを拝見していて、面白そうなことをやっているなと興味をもっていたのですが、なかなかタイミングを合わずに、セミナーには参加できていませんでした。

 

 

内田先生の個性的で刺激的なブログはこちら

 

 

本厚木で行われるという情報を入手し、日時がちょうどよかったので、すぐに申し込みました。

 

 

「ゼロ式姿勢調律法」の案内文です。

 

 

姿勢と呼吸

 

いのちとは息の道、息の内を意味します

 

息遣いとはその人の人となりを、そして姿勢はその息遣いが目に見えてあらわれるものです

 

なぜ今改めて呼吸と姿勢なのか?

 

ストレス社会と言われる現代をいかに生き延びるか?

 

のヒントはこの呼吸と姿勢にあるのです

 

論より証拠(笑)

 

まずは自分の息遣いを、身をもって学んでみませんか?』

 

 

ゼロ式姿勢調律法は、ハードなエクササイズ(稽古)をするようです。

 

 

痛めている肋骨を心配しながら、本厚木に向かいました。

 

 

今回は、ランニングクラブ「もみじマジック」さんが、主宰されているとのことで、ランナーの方が多かったようです。

 

 

内田先生への挨拶もそこそこに、さっそく稽古開始です。

 

 

肝心の稽古内容は、省略(笑)

 

 

興味ある方は、主催者のブログを見てください。こちら

 

 

動画を見つけました。広島では行われた時の様子です。

 

 

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今回はこの稽古は行われませんでしたけど。

 

 

とにかく、自分の肩甲骨と股関節が固いことと、うまく動かないな~と、実感しました。

 

 

呼吸は、普段から気にしているので、そこそこはできたかなと。

 

 

内田先生の強烈な正拳突きを背中にガツンと食らって、かなり痛かったのですが、その痛みのおかげで横隔膜をいつもより意識できたのがよかったです。呼吸がより深くなりました。

 

 

私も施術中に悪い個所をしっかり押して、「ここ痛いでしょ!」と患者さんにあえて認識させるのですが、やっぱ痛みって大事よね、と思いました。

 

 

つい患者さんに痛みを出させることを遠慮してしまいがちですが「痛いのは俺じゃねえ~」という整体の師匠の言葉がぐっときます。

 

 

参加者の平均年齢は若干高めでした。そのためかキツイ稽古も当然ありましたが、全体的にはソフトな感じで終了しました。ほどよく汗をかいて、今の私にはちょうど良い強度でした。

 

 

たくさん呼吸をしたためか、翌日の朝の目覚めはかなりスッキリでした。しかも4時起き。

 

 

そして、2日後に下半身が全体的にいい感じで筋肉痛になりました。

 

 

しばらく教えて頂いた稽古や立ち方・歩き方・呼吸を続けたいと思います。

 

 

残念ながら、肝稽古(飲み会)は不参加。

 

 

次回のお楽しみにしたいと思います。